2/15の京都SKYシニア大学NSCコースは映画「折り梅」原作者の小菅もと子さんをお招きして、有意義なお時間をご一緒させていただきました!

■今回のNSCで小菅もと子さんとは‥、3回目のKネットとのコラボとなります。

よ2018年夏のKサロンプレミアム、2018年秋「綾部特別講演会」に竹内さんとご一緒にご講演をいただきました。そして、2月15日のNSCでのご講義いただくこととなりました。小菅さんは、お人柄もとても素敵で、Kネットの会員にもなっていただきたいとの声も上がっておりますよ!!

2018年夏のKサロンhttp://kensei-kyoto.com/夏のkサロン報告/

2018年12月綾部特別講演会http://kensei-kyoto.com/とてもクオリティの高い綾部公演会でした%ef%bc%81/

2018年綾部特別講演会前に赤尾さん、神内さんにご案内いただいたデイサービスにて:竹内さんと小菅さん

■2/15のNSCでは映画「折り梅」の鑑賞と質疑、ディスカッション形式で開催。

2020 2月15日NSCコース


■映画「折り梅」は小菅もと子さんの「わすれても、しあわせ」を原作に、松井久子監督が2001年に映画化したもの。

2018年夏のKサロンの開催前には、絶版されていたためアマゾンで「忘れても、しあわせ」の中古本を手に入れ、スタッフみんなで読みました。蔦屋での「折り梅」のDVDも店頭にはなく、通信レンタルも在庫が少なく、見れず‥、今回はNSC用に武藤さんが購入してくれたみたいで、やっと鑑賞できるので、とても楽しみです。

■映画鑑賞が始まりました…いろんな涙が(辛い、かわいそう、よろこび、感動)

映画は、小菅もと子さんの役を、そういえばよく似た?原田美恵子さんが、義母役は吉行 和子さんが、そして小菅さんのご主人役をトミーズ雅が好演。

ストーリーは、女手一人で子供たちを育てた、田舎で一人暮らしのお義母さんの将来を心配して、心優しいお嫁さん役の原田さんが名古屋の新築住宅に「一緒に住んでもいいよ」とご主人に話すところからは始まる。

お義母さんは、住み慣れた田舎の住まいを手放し、同居へ。
しかしながら、新興住宅地の共働き、二人子供の家庭では、お義母さんの役割も少なく、期待されない、むなしさからか?徐々に認知症の症状が現れる。

ここから先は、認知症の症状、進行に悩み・苦しみ・葛藤・家族離散寸前までの戦いが描かれる。母を想いながらも、ボケた母を叱り、仕事の多忙さ理由に逃避する夫。

結果、日常生活の家事、お世話をする嫁にあたる義母。
現在のように、認知症という概念、予防、介護方法もないまま、苦しみながらも最善策を探す嫁。

ある時、事態を変える、現在でのデイサービス?の先生との出会いがあった。
お義母さんが描いた絵が素晴らしく、習うことに。
そして、お義母さんが描いた作品が、入選することに。

家族、みんなから愛情を受ける、期待される、評価されることによるのか?
アルツハイマーながら、絵の創作を通じたふれあいの中に生きがい・精気が芽生える?!嫁もアルツハイマーのお義母さんの症状に理解し、時には、母としての愛情や理解者の一人として、愛情もって、お義母に寄り添った暮らしをおくり始める。

■映画鑑賞後、受講生のみなさまも様々な体験の違いからか、様々な異なる視点でのご質問がありました。

小菅さんはカウンセリング、傾聴ボランティア養成なども手掛けられておられることもあり、受講生によりそられた応答をされてたのが印象的です。
また、「折り梅」製作秘話も織り交ぜて、とてもおもしろく、有意義な講義となりました。

お世話する妻、主人、ご家族…そして自分たちもお世話される立場に・・
様々なご経験からのご意見、ご質問が・・・。

■講義終了後は、NSCC新年会を兼ねた懇親会へ小菅さんもご参加頂きました。

アフターの懇親会では、受講生のみなさまと小菅さんとの交流はもちろん、
健生ネットワーク京都のホームページも見てるよ!あなたがつくってるの?
結構、リアルタイムに起こったことが掲載されて面白いと持ち上げていただきました。みなさまお気遣いありがとうございます。

また、小菅もと子さんからは、「忘れても、しあわせ」復刻するかも?、「折り梅」のDVDも購入も可能との嬉しいお話がありました。この映画が、20年近くたっても、リアリティがあり、新鮮に感動を生むのは?小菅さんがこまめにメモを取り、原稿にされておられることのようです。

映画の中で、3A、認知症予防ゲームをされておられるのも印象的でした。
みなさまは出演者で誰が好きですか?私は等身大夫を演じたトミー雅です!
武藤さんによれば、来年度も小菅さんにはご講義をお願いされておられるとのこと。
とても嬉しく思います。

再度「折り梅」を見ながら、勉強しなおすこと、いろんな場面で有効ですね!
秋のKサロンでは、映画「折り梅」の舞台ともなった愛知に行こう!?とのお声もありましたよ。みなさま、折り梅ツアーいかがでしょうか?

小菅さん、武藤さん、今回も、貴重な機会を設けていただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
                           平山 良平