京都新聞LINEニュースで‥原様の記事が‥!(愛知県‥梶さんよりご投稿ありました!)原さんからのお便りメール・ご投稿記事原文を追加!

■愛知県 梶さんより 京都新聞LINEニュースに「原さんの記事」掲載のご紹介頂きました! 梶さん、情報提供、いつもありがとうございます!

…動物愛溢れる原さん‥、今日もお世話ありがとうございます!(2019.0809平山)
■記事の本文 追加しました。(2019.08.10)

平山さん

ご無沙汰しています。
ご存知かも知れませんが、京都新聞のラインニュースで、原さんの記事がありましたので、写真送信します。

■原様より‥お便りメールと記事の原文をお送りいただきました(2019.08.11)
戦争は‥、動物さんたちにも影響を及ぼす‥、悲しい時代だったのですね。

平山様

愛知県の方がラインでご覧になった由、悪事万里を走るではないと思いますが、

驚きます。地域版に載ります,と聞いていたので軽い気持ちでOKしたら

一般記事の部分に載っていてびっくりしました。家族は他に載せる記事がなかったのだろう、と

申しておりました。

新聞記事は8月5日朝刊掲載でした。さすが新聞記者はまとめるのが上手ですね。私が木津川市役所に

送ったのと、少々の内容ずれがあるように思いますので、原稿をお送りします。動物好きだけではない

点もお読み取り頂ければ幸いです。

■原文

戦時中、命を奪われたのは人間だけではなかった。京都府の旧木津町(現木津川市)で飼い犬が供出される様子を目撃した京都市の女性が、当時の記憶を初めて手紙にしたためて木津川市に寄せた。毛皮や食肉としての利用、狂犬病の流行防止のため、戦争末期にはペットの供出が各地で行われたとされる。女性は幼心に焼き付いた異様な雰囲気を鮮明に覚えており、「命を粗末にする戦争は残酷」と憤る。手紙は木津川市役所で6日から始まる「平和パネル展」で紹介する。

■「今日は犬の供出をしたはるの」

京都市伏見区の原悦子さん(78)。父が木津警察署に勤めており、署の敷地にある官舎で暮らしていた昭和19(1944)年春、犬の鳴き声が耳に届いた。

「なんで鳴いているの」。傍らで縫い物をしている母に尋ねると、顔も上げずに「今日は犬の供出をしたはるの」。意味が分からず、戸を開けてのぞくと、たくさんの犬が箱に入れられたり、建物の柱にくくりつけられたりしていた。

そこへ、子犬3、4匹と親犬を乗せたリヤカーを若い女性が引いてきて、さっと置いて立ち去るのを見た。「きれいな女性だった。でも無表情で、彫刻のように硬い雰囲気のシルエットを今でも覚えている」

その後、家族で犬の供出が話題に上ることもなかったが昨年、インターネットで偶然、北海道で動物の供出があったとの情報を目にした。2人の姉に自身の記憶を話すと、姉たちも、大人が犬を建物の後ろへ引っ張っていくのを見ていて「子どもが見るものじゃない」と怒られたこと、建物の裏で犬が撲殺されるのを目撃したことを話してくれた。

国立公文書館アジア歴史資料センター(東京都)のホームページ「アジ歴グロッサリー」によると、1944年、軍需省と厚生省から全国の地方長官(知事)へ出された通知に基づき、軍用犬や警察犬などを除いた犬を献納もしくは供出することになった。狂犬病の流行を防ぐ目的もあり、一部は毛皮や食肉に加工されたが、多くは利用されること無く廃棄されたといわれているという。

原さんは昔から動物好きで、現在は猫9匹、ウコッケイ4羽と暮らす。犬を供出した女性の様子を思い返し「反対すれば非国民と思われかねない。感情を押し殺していたのでは」と心情を推し量る。「みなさんの記憶にとどめておかないと、と思って手紙を書いた。戦争を知らない世代も、戦争について知ろうとしてもらいたい」と話す。

平和パネル展は6~13日の午前9時~午後5時。入場無料、土日休み。